Schmatzは小さなのフードトラックからスタートし、この10年以上で日本最大級のドイツビールとダイニングの体験型ブランドに成長、40のレストランと小売店およびオンラインストアで販売されるブティックビールブランドを展開しています。
急速な成長を遂げる中で、Schmatzの創業者たちは、新しいチームメンバー全員が創業初期に築いた帰属意識とブランドへの誇りを、当時と同じように感じてもらうためには、パーパス、ビジョン、バリューを刷新する必要があることに気づきました。
彼らは、良い従業員体験が良好な顧客体験を生み出すという信念を深く持ち、ドイツ人のおもてなしとサービスの原則をブランドのすべての要素に導入することを目指していました。これこそが、彼らが新しい価値観と共有されるべきチーム文化の一部として捉え、拡大していきたいものでした。
私たちは創業者と主要なチームメンバーと協力して、彼らのブランドストーリーを深く理解し、彼らが会社の核としている原則を特定していきました。
さらに深く掘り下げるために、本社から各レストランの店舗チームメンバーまで組織すべてのレベルでこの原則を拡大していきました 。インタビューやワークショップなどの活動を通じ、新しいパーパス、ビジョン、バリューを共同で作成していきました。
これらのセッションで設計したブランドアーキテクチャは、Schmatzチームメンバーと複数の練り直しを経て、帰属意識とその維持に関する主要なプログラムの目標を達成するために、全社をこのプロセスに参加させていきました。
これにより、Carpenter & Stoneがデザインしたミニブランドブックなどの、新しいブランドツールキットと成果物が完成、すべてのSchmatzチームメンバーがポケットに入れて従業員ジャーニーを記録するための重要なタッチポイントとなりました。
また、CEOへの支援として、社内内部のストーリーテリングとコミュニケーション活動を行いました。これには、ビデオやポスターの作成、人事リーダーと一緒に実施される多層的なトレーニングプログラムなどが含まれていました。
この共同設計のアプローチにより、新しいパーパスとバリューの開発はSchmatzの600人以上のチームメンバーにポジティブな変化をもたらし、新しいブランドアーキテクチャの導入で組織全体へと支持されていきました。
新たな本社および店舗マネージャーチーム全員が、導入の初月に新しいブランドツールキットを使用してオンボーディングがとり行われました。
この取り組みの一環として作成された戦略的イニシアティブは、現在Schmatzの企業OKRとして採用され、従業員体験を持続的に向上させるための2年間分のロードマップが策定されました。
さらに、新しいブランドと働き方に対するチームメンバーの経験を評価するために、長期的なワークショップやインタビューを通じてこれらを発展させています。また、ロードマップを改善しながら従業員イニシアティブを明確にし、未来の成長をサポートすることに成功しています。