日本では、スキンケアに対する意識が高く、高齢化社会の中で、それぞれのライフステージに合った製品を求めています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、買収したばかりの「ドクターシーラボ」Dr.Ci:Laboブランドで顧客中心主義を貫き、革新的なストーリーテリングをしようとしていました。
小さな皮膚科クリニックから発展した企業として、Dr.Ci:Laboのストーリーと製品を見直し、年齢を重ねた顧客層との関連性を再確認するチャンスがあるはずだと考えました。
これは、あらゆる年齢層の人々にとって意味のある、加齢に対する認識を変えることを目的とした新しいブランドと製品戦略を開発することにつながりました。
私たちはブランドの差別化を徹底させるために、臨床皮膚科での経験やコンサルテーションの実績をベースに、エイジングの悩みについて、より正直でポジティブに、そしてそれぞれの多様な状態に合わせて議論を深めることを目指しました。
その結果、Dr.Ci:Laboの主力商品をリニューアルし、30代から60代の方をターゲットに、年々の変化が肌に与える影響にフォーカスしたストーリーを展開しました。
年齢に応じたブランドアンバサダーの選定から、ストーリーテリングにおける言語的なニュアンスの追求まで、新しいブランドアイデンティティをデザインしました。
この戦略はパンデミックの開始と同時に開始され、顧客達が暮らす中での習慣に対応するため、新しい異なるストーリーについて柔軟に実験することができました。
私たちのテスト&ラーン形式の実験により、ターゲットとするすべての年齢層でブランドに対する売上とエンゲージメントが向上し、複数年にわたる関係を通じてジョンソン・エンド・ジョンソンのデジタルプラットフォームは最適化しました。
これは最終的に、年齢、場所、旅行計画に基づいてパーソナライズされたスキンケアと健康情報を提供する新しいデジタルタッチポイントの設計につながり、有用なアドバイスの仕組みを通じて顧客との関係を深めることができました。