Dropboxは、受身的なストレージサービスから世界中の革新的なチームが使用するコラボレーションワークスペースへと変革する中長期的なジャーニーの途中にありました。
SaaSプラットフォームの初期のリーダーとして、Dropboxはクラウドストレージとコラボレーション製品の成長する機能を持ち、このビジョンを実現するための支援を提供していました。彼らの獲得戦略の根幹は、常に新しいユーザーを引き込む無料利用者層であり、その後彼らをヘビーユーザーおよび有料顧客に転換していくものでした。
彼らの課題は、データとメッセージングを効果的に使用してこれらの顧客を転換に向けて促すことであり、競合他社に先んじて成長するには、より洗練された技術プラットフォームと最適化が必要となっていました。
この転換パイプラインを全体で調整するためには、データを適切な技術と組み合わせて、顧客に個人的なレベルでコミニケーションをはかる繊細なメッセージングを作成する必要がありました。
また、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾などの主要APAC市場でDropboxがどのように使用されているかの違いを考慮し、市場ごとにローカライズされたストーリーテリングを作成する複雑さも存在していました。
私たちは、Dropboxのグローバルチームおよび各APAC市場のチームと協力し、さらにIPGのパートナーであるMediaHubとも連携し、プラットフォーム間のつながりを作りながら、顧客転換を促すパーソナライズされたメッセージングを作成していきました。
ファーストパーティーデータとその他の利用可能なシグナルを利用して、新しい技術アーキテクチャを開発し、様々なメディアや内部チャンネルを通じて顧客に提示する最適なコンテンツを定義することができました。これには以下の要素が含まれていました:
これには、上部ファネルのブランドストーリーテリングから製品の利点、下部ファネルのトライアルまで、獲得ファネルの各層に最適なプラットフォームとメッセージングを検討していきました。