Nutanixは企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするクラウドソフトウェア企業。日本に参入してから日が浅く、社名が認知されていないという課題を抱えていました。
また、これまでITやシステム担当者など専門エリアのターゲットへのリーチは定期的に行っていましたが、より決済権のあるターゲットに対して信頼や安心感を醸成するような認知獲得ができていないといった課題を抱えており、日本で初めてとなる大型キャンペーンの実施を検討していました。
また、認知とともに的確なターゲットに対して新規顧客獲得のアプローチも期待されており、同時期に複数のアプローチを組み合わせた展開が必要でした。
私たちは、予算の効率化を図るため、まずは認知拡大を図るターゲットが多く含有するエリアを絞り込み、リーチ効率を最適化するOOHでの展開を提案しました。また、リーチのインパクトを高めるためのストーリーテリング施策として、日本らしい、ユニークなアプローチを展開していきました。頭が雲の形をしたニュータニックス君を主人公に展開されるストーリーを動画、ポスターなどで複数バリエーション展開し、インパクトを保ちながらフリクエシーを高めるアプローチをプランしていきました。
また、OOHで使用した動画、静止画を用いたデジタルアプローチの展開も同時に行いました。ここでは、ターゲットとなる企業を想定した緻密なプランニングと、期間内で啓蒙を促すためのフリークエンシーコントロールを行い、こちらも複数のクリエイティブの接触でユーザーを飽きさせることなく、ウェブサイトの誘導や資料請求のアクションに促すような施策を展開しました。
OOH実施とともにアンケートによる認知調査を行い、プロモーション後の認知度は、実施前と比較して約5ポイントほど上昇しました。また、今回メインのターゲットとしていた、情報システム部門や決済権のあるユーザーからの興味意向、検索意向が高い数値となっており、興味喚起といった観点でも良い結果に結びつきました。
また、個別のアンケートでは、「洗練されている」「先進性と将来性を感じる」「広告から信頼性の高さを感じる」といったようなポジティブなフィードバックがあり、意図したストーリーテリングをワークさせることができました。
また、新規獲得に向けたデジタル施策においても、本キャンペーンとともに複数のキャンペーンを組み合わせることでKPI達成を目指し、実際のリード獲得に結びつけることができました。